THOMAS LIVING

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代表挨拶

不動産業界に身を置いて十数年、様々な方のご意見を耳にすることができ、感じてきたことがあります。企業は消費者に利を提供するため、中立・公平に接しなければならず、当然企業の営利のみによって消費者の判断を誘導すべきではありません。消費者とは、サービスを購入する・借りる・利用する・その他企業が接する顧客であり、それぞれの判断材料となる多くの情報を提供すべきです。もちろん、消費者満足と企業の受け取る報酬、2つが両立しなければ商売として成り立ちません。しかし信頼と利益、どちらか一方しか得られないとすればどちらを選択すべきか、正しい倫理観を持ち、理念を貫ける会社にしたい、そんな思いが起業のきっかけでした。

判断に迷うとき、私たちはある理念に立ち返ります。「信頼」こそ商いの原点、私たちの職場でそれは、損得の前に良心に従うことを意味しています。その判断は社会の役に立つ選択であるか、社会的に信用を得られるか。その理念は消費者だけのためではなく、時として私たちの精神をも平穏に保ち、さらに明るく豊かに躍動させる支えとなっています。

そしてもう1つ、私たちは創業当時、同じ夢を持つ仲間とある思いを抱いて結束し、この会社を立ち上げました。その思いとは、自分達の手で、消費者の期待を超える、社会に役立つ商品・サービスを創造し、暮らしを豊かにすることでした。世間で広く利用される便利なサービスや商品を提供する、新たな付加価値を創造することは、いつしか私たちの掲げる理念やビジョンとなり、仲間と共に未来に希望を膨らませていました。

そして今、新たな付加価値を創造する意味で、私たちは「デベロッパー(開発者)」であると自覚しています。成功の反対は失敗ではありません。何もしない事を恐れよう、「挑戦」からしか成功は生まれない。これは開発者としての理念であり、私たちの夢を現実化してくれる言葉です。振り返れば、成功より成長を目指してきたのかもしれません。しかしそれが、私たちリビングスピリッツの真髄なのです。

株式会社リビングホールディングス代表取締役会長 長谷 裕光

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